
有給休暇取得義務化となり、看護師年休100%取得の取り組み!
働き方改革関連法が2019年4月施行されました。
「働き方改革」という用語は、テレビや新聞などメディアで毎日のように目にするようになりました。
さて、働き方改革のなかでもメインテーマの1つであるのが、「年次有給休暇」になります。
労働者に、年5日の年次有給休暇の取得が義務付けられました。
言い方を変えれば、企業は労働者に付与した年休の中で、必ず最低でも年5日の年休を取得できるようにしなければならないということなのです。
さて、みなさんの会社では順調に有給取得できているでしょうか?
有給取得への注目が高まる中で、今回は年休100%取得など働きやすい職場環境を整えて表彰されているモデルケースとなるある看護、介護現場がありますのでご紹介致します。
有給休暇取得100%への取り組み
株式会社アオアクアは東京都江東区にあり、訪問看護ステーション、サテライト、居宅介護支援センターを
展開しています。
このアオアクアという会社は看護師、リハビリ職、介護士など70人以上を雇用しています。
じつは、ワークライフバランス推進会議が主催する2017年第10回ワークライフバランス大賞に株式アオアクアが選ばれたのです。
株式会社アオアクア(東京都) 創業から有給休暇100%取得を継続し、離職率10%低下を達成
この引用文を見て頂くと凄いなと思わされませんか?
有給取得100%を創業から継続している!
こんな素晴らしい企業はなかなか無いと思います。
そして、しっかり有休が取得できるという働き方は離職率が10%低下したという結果にも結び付いておりそのことが評価されて表彰されたのです。
みなさんは、ワークライフバランスという用語は聞いたことありますか?
日本看護協会は看護職のワーク・ライフ・バランスを推進しており公式サイトを立ち上げています。
ワーク・ライフ・バランスとは直訳すると「仕事と生活の調和」です。
少しわかりにくいにゃ。
つまり、ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と仕事以外の私生活がバランスの取れた状態にある」という意味だと思ってもらえば良いじゃろ。
まだまだ浸透していないワーク・ライフ・バランスですが、看護管理の上ではとても大切と言われております。
今回、私が株式会社アオアクアの有給休暇取得100%の取り組みを知ったのは日本看護協会が毎月発行する協会ニュースで見たことがきっかけでした。
この記事をまとめてみました。
- チーム制でのサービス提供
- 4~5人で各利用者を担当
- 気兼ねなく休暇を取れる職場環境、雰囲気がある
- 記録の音声入力などICTの活用
- 事務担当者の配置で看護職がケアに集中できる
- 有給取得状況の見える化、全社員がシステム上で確認できる
- 有給取得期限が近づくと社員にメールで知らせる
上記のような取り組みによって、働きやすさが口コミで広がり、就職希望者からの問い合わせが増えているとアオアクアの担当者は述べています。
見習うべきところは多いのじゃ!
多少、体制が手薄になっても自分の休み、職場の仲間の休みを取れるように協力し合ったり、理解し合ったりできたら良いわな!
病院ではよくクラークと言うけど、事務職員の配置で看護業務が変わることは参考になりますね!
記録の音声入力などICTの活用というのもこれからの働き方改革において流行りそう!
みなさんの職場でも色んな工夫がきっとあると思います!
よければ、Twitterにご意見やアドバイス下さい、よろしくお願いします!