日本人の有給取得率は世界最下位!働き方改革で有給休暇義務化され看護師、介護士の現場も変わる

日本人の有給取得率は世界最下位!働き方改革で有給休暇義務化され看護師、介護士の現場も変わる

 

つぶた
『有給』が取りずらい、職場の雰囲気ですぅ

かみん様
日本人のほとんどが『有給は取るものではなく、捨てるもの』と思っている悲しい現状じゃ

&nbsp日本人の有給取得率が世界最下位であるというのは知ってますか?

エクスペディア・ジャパン世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト)が出した調査結果があります。

調査によると、なんと日本人の有給取得率は2016年から2018年まで3年連続で世界最下位とのことです!

 

 

この結果を見ると、驚くことに海外では有給取得率が100%のところも少なくないことがわかります。

また、90%を超える有給取得率の国も多数あります。

一方で、日本人の有給取得率は平均して約50%。

しかも、「50%?そんなに取れていない!」

「有給なんて、ゼロ。病気にでもならない限り捨てるものと思っている。」

そんな声もよく聞きます。

こんな現状を見ると、日本人の労働者の権利は守られていないと実感しませんか?

つぶた君
みんな、本当は休みたいのに休めないんだよ(涙)

かみん様

確かにな。

しかし、日本の有給取得率はきっと2019年からUPするわい。

『働き方改革』が本格的にスタートしたのじゃ!

最近、『働き方改革』という言葉をよく聞くようになりました!

働き方改革法案は、2019年4月に施行となりました。

そして、有給休暇の取得にどのような影響があるのかご説明します。

この記事はこんな人にオススメ
  • 有給休暇がしっかり取れていない、もっと有給休暇を取りたい
  • 有給休暇義務化について知りたい
  • 有給休暇義務化によって看護、介護の現場がどう変わるか知りたい
スポンサーリンク

日本人の有給取得率が世界最下位である理由

日本経済新聞によると、以下のように掲載されている。

有休を取得しない理由について聞くと、
1位は「人手不足」だった。
日本人は「仕事の責任感が強く、職場の状況を気にしすぎるあまり休暇を取りにくい人が多い」(同社)という。
2位は「緊急時のために取っておく」、
3位は「仕事する気がないと思われたくない」だった。

有休取得率が低い背景には有休取得に罪悪感を感じている人が多いことがある。
「有休の取得に罪悪感があるかどうか」を聞くと、日本人の58%が「罪悪感がある」と答え、世界で最も高かった。
また、「自分はより多くの有休をもらう権利がある」と回答した日本人の割合は54%と最下位だった。

上司など職場の理解が得られにくいという事情も有休取得が進まない理由の1つとなっている。

この中で、「緊急時のために取っておく」というのは自らの選択なので理解できます。

しかし、それ以外の理由を見ると、日本人は自ら有給を取りたくなくて取らないのではないことがわかります。

人手不足というマンパワー不足という大きな問題もあるが、有給を取得すること自体に上司や職場の理解が得られにくいという職場風土の問題が存在します。

かみん様

みなさんの職場はどうじゃろ。

誰かが、有給を取ると言って人手不足になって、その怒りの矛先が有給を取った人に向けられることはないか?

 

つぶた君
なんとなく、有給を取ることをためらうような雰囲気はどこの職場にでもあるのでは。

 

日本人ほど真面目に働く国民性がある国は世界にはないとはよく言われますけど、「働き者は立派」という働くことの美徳が培われてきた弊害として、「働かない者はダメなやつ」であるとか、「休みが多い人は怠け者」と考える人が多くなってきたように思います。

そんな、真面目な国民性が日本を経済大国に押し上げたのは事実でしょうが、同時に働く者の権利までもが無視されてしまうことには納得が行きません。

こんな実情を見て、「なんとかしたい!」

「変わらなければいけない!」

そう思う人も多いでしょう。

そこで、強い味方となるのが国の後押しです!

働き方改革法案では、時間外労働(=残業)の上限と共に、「年間5日」の有給休暇義務化を罰則付きで定めています。

かみん様
今回は、「年間5日」有給休暇義務化についてわかりやすくご説明するニャ。

働き方改革で「年間5日」有給休暇義務化を守らないと罰則!

やや難しい内容ですが、文章の読解力がある方はこちらをご参照下さい。
厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署による「年5日の年次有給休暇の確実な取得わかりやすい解説」

「もっとわかりやすく教えて!」という方に向けて、このブログでは解説致します。

2019年3月までの有給休暇取得には義務や罰則は無かった

2019年3月まで
有給休暇の取得について、使用者(=雇い主、企業)に義務はなかった。
  • 労働者が請求しなければ、有給休暇は取れない。
  • 職場には有給休暇が取りずらい職場風土がある。
  • 有給を取得せずに消滅してしまう有給も多くあった。

有給は自分や家族の病気や事故など、何かあった時には使えるけど実際には使わずに消滅してしまうことが当たり前というのがこれまでの日本の常識でした。

2019年4月から有給休暇取得義務化、罰則付きとなる

2019年4月から、こう変わる
最低でも、「年間5日」の有給を労働者に取得させることが使用者(雇い主、企業)の義務となった。
※対象:年休が10日以上付与される労働者就業規則に、対象となる労働者の範囲などを記載した上で、年5日の有給取得をさせていない使用者には罰則が科されることがある。
  • 経営者、上司が率先して有給休暇を取るように働きかけるようになります。

みなさんの職場では、2019年4月以降に有給取得について何か変化はありましたか?

つぶた君
そういえば、年間の夏休みや有給休暇の取得する計画を年間計画表に記載するようになったのは今年からだな。

 

さっそく、何かしらの変化があった職場が多いのではないでしょうか?

 

職場で年次有給休暇取得計画表を作成

かみん様

年間5日の有給休暇を確実に取得できるように登場したものがある!

「年次有給休暇取得計画表」じゃよ。

 

公務員など公的な機関では、必ず「年次有給休暇取得計画表」が作成されたはずです。

民間の企業や会社、医療機関や介護現場でも多くの職場でこの「年次有給休暇取得計画表」を作成したのではないでしょうか?

もし何も動きがない場合には、労働組合があれば労働組合を通して使用者側に働きかけてもらうことをおススメします。

労働組合がない場合には、上司に確認してみましょう。

それでは、「年次有給休暇取得計画表」ですがどんなメリットがあるのでしょうか?

結論から言いますと、個人の有給休暇取得予定をあらかじめ知っておくことにより、上司は労務管理や業務量の調整がしやすくなります。

また、労働者は前もって有給を取得する予定を伝えることでためらいなく有給が取りやすくなります。

つまり、労働者にとっては、「なんだか有給って取りずらいな。」という今までの雰囲気を感じにくくなりますのでメリットが多くなると思います。

それだけではなく、「年次有給休暇取得計画表」を見える化しておくことでお互い様意識がより高まると思います。

どういうことかと言うと、休みが重なると「人手不足」で困るのは、上司も職員も一緒です。

そこで、みんなが有給休暇を取る予定をあらかじめ知っておくことで、「この業務は人が沢山いるときに済ませておこう。」「この期間は〇〇さんが休むから、私は休みをズラして取ろう。」などといった調整が可能となるのです。

うまく、調整がつくことで有給休暇を上司は心良く受け入れるでしょう。

また、現場を守る職員も人手不足による業務負担を少なくすることができて、有給休暇を取る職員も気持ち良く有給が取れる。

つまり、みんながWin-Winな関係を保てるのです。

「年次有給休暇取得計画表」がもたらすメリット
  • 前もってマンパワー不足になりやすい日程が把握でき、業務量の調整ができる
  • 調整可能な職員は、他の人の有給休暇取得予定を見て、予定をズラすことができる
  • 業務量の調整や、有給休暇が重ならないことにより、人手不足になりにくい
  • お互い様意識が芽生える
  • 上記したメリットは、上司、同僚が心良く有給休暇を受け入れることにつながり、「有給が取りずらい」今までの雰囲気を変えることができる

このメリットをみて、何か気がついたことはありませんか?

前半に書いた、日本経済新聞に掲載されていた有給を取得しない理由を覚えていますか?

日本人が有給を取得しない理由ベスト3
1位、「人手不足」
2位、「緊急時のために取っておく」、
3位、「仕事する気がないと思われたくない」

第2位の、「緊急時のために取っておく」については、必要なことであるため良いとしましょう。

第1位「人手不足」
第3位「仕事する気がないと思われたくない」

「年次有給休暇取得計画表」がもたらすメリットは見事に、この上位にあがっていた問題をクリアしていることに気がつきます。

かみん様

理想通りに進めば、まさに「働き方改革」がうまく行ったことになるね!

年間5日というのはもう少し増やしていって欲しいニャ。

スポンサーリンク

新人やフルパートも年間5日の有給取得が可能となる根拠

労働基準法において、2つの条件を満たしていれば年次有給休暇を取得できると明記されています。

年次有給休暇を取得するための2つの条件
  1. 雇入れの日から6か月継続して雇われている
  2. 全労働日の8割以上を出勤している

この条件さえ、満たしていれば新人であってもフルパートであってもきちんと働いていれば有給休暇は取れますし、今回取り上げた「年間5日の有給休暇取得」にも該当しますのでご安心下さい。

問題は、フルパートではなく所定労働時間が週30時間未満であったり、週所定労働日数が4日以下のパートの方です。

この場合には、前半部分にリンクを貼ってありますので「厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署による「年5日の年次有給休暇の確実な取得わかりやすい解説」の公式見解をよくご覧ください。

わかりずらい場合には、Twitterをフォローして頂いてコメントを下されば、個別の条件でどうなるのかお調べ致します!

働き方改革で有給休暇義務化され看護師、介護士の現場はこう変わる!

かみん様

働き方改革によって、使用者に罰則がついたのはこの2つじゃ。

➀時間外労働(=残業)
➁年間5日有給休暇取得義務化

少なくとも、この2つは何かしらの変化が起きるじゃろ。

働き方改革の全容についてはこちらをご参照下さい。

時間外労働(=残業)の問題にも共通して言えますが、職場の話し合いによっていかに「働き方改革」を推進していけるかがポイントであると私は考えます。

看護師、介護士の現場ではまだまだ業務改善が必要な部分が山積みなのではないでしょうか?

やはり、患者さん、利用者さん、そのご家族という人間相手の職業である以上は、機械相手の職業とは違って予定通りにいかないことはそもそも多い職業なのが看護師、介護士の宿命です。

だからこそ、職場でのコミュニケーションで業務改善に向けて前向きな検討をしていくことが大切なのです。

愚痴を言い合うこともまた大切であると私は思います。

看護師、介護士は、それだけストレスが多い現場であることは肌で感じているからです。

しかし、前向きな業務改善に向かって話し合いをして、「まずやって見る!」「それからまた話し合って改善していく!」

このような、姿勢が見えない職場には現状から抜け出す糸口は見えません。

つぶた君
でも、現場は疲弊していて、何かを変えようにも変えずらいのが実情です。

多くの職場では、今までやってきたことを変えることに対しての抵抗勢力が根強く存在します。

今までの習慣を変えることは個人であっても難しいことです。

それが、職場単位になると人数が増えれば増えるほど色んな考えがあり、習慣を変える、やり方を変えることは難しくなりがちです。

でも、あきらめたらそれで終わりです。

ぜひ、このブログを見て下さった皆さんは少しずつでも何か職場をよくするためのヒントを得てもらいたいです。

そして、勇気をもって行動して欲しいです。

さて、私なりに考えたことをまとめて見ましたので良かったら参考にして下さい。

働き方改革で有給休暇義務化され看護師、介護士の現場はこう変わる!
  • 有給休暇は、最低でも年間5日もらえる
  • みんなが有給休暇を取っていると思えば、有給に対する後ろめたい気持ちがなくなる
  • 新卒看護師、新卒介護士にとっても、有給休暇によってリフレッシュできる機会が生まれる
  • 有給休暇を取ることは「悪」であるという風習がなくなるので、年間5日を超えた有給も取りやすくなる
  • 人がいるときになるべく色んな業務を回して、人が少ないときには無理をしないという業務の調整が行われる →そのために話し合うことが必要です。
  • 有給休暇取得や時間外労働(=残業)だけでなく、働き方改革をきっかけに労働者の権利をもう一歩考え直すきっかけとなる。 例えば、時短勤務であったり、夜勤のあり方、育休に対する考え方など。 →そのために話し合うことが必要です。
  • 今まで、看護師、介護士の現場では有給取得できるような人員配置はしていなかった。今後は、有給取得すること前提での人員配置を考える必要がある。→看護師、介護士の人員配置が増える可能性が生まれる!!
  • 患者さん、利用者さんにより良い看護、介護が提供できるようになる。

いずれにせよ、おかしいと思ったことを声にするところから改革は始まります。

ただでさえ、大変な看護師、介護士のお仕事。

このブログでは、少しでも皆さんの職場が働きやすくなるようなヒントとなるような有益な情報発信を心掛けています。

そして最終的には、働き方改革によって患者さん、利用者さんにより良い看護、介護を提供するという一番大切な部分が達成できれば最高です。

かみん様
現場で働きながら、家族を大事にしながら、ブログ運営に精進して参りますので今後ともよろしくお願い致します。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村


看護師ランキング


スポンサーリンク

にほんブログ村 看護・ナース部門
もし良ければ応援よろしくお願い致します(^^)
にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

看護師ランキング

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事