パタハラとは?男性育児「イクメン」が増える中でマタハラの男性版

パタハラとは?男性育児イクメンが増える中でマタハラの男性版急増

どーも、GA(ジーエー)です!
いつも見てくれてありがとう!

 

マタハラという用語は知っていますか?

マタニティハラスメントは今では知らない人がいないほど広まっています。

 

では、イクメンという用語は知っていますか?

男性の育児参加が当たり前になってきたのは良いことです。

では、パタハラという用語は知っていますか?

これはまだ知らない人の方が多いのではないでしょうか?

 

私は、男性看護師として女性が9割以上を占める環境のなかで、少数派のナースマンとして働いてきました。

看護の現場の良いところとしては、職場での女性の妊娠、出産、育児に対する理解が他の職業よりも進んでいることであると思います。

これは女性職場に特有なものかもしれません。

 

ところが世間のニュースや私の周りの働いている人で、会社の上司などから受けるマタハラに悩まされている人は少なくありません。

私は、女性の妊娠から出産までの大変さや育児の大変さを一般の男性よりは理解しているつもりです。

それは女性が多い職場で、女性の苦労している話を実際によく聞くことが日常的によくあるからであると思います。

 

そして、看護師長という立場も3年半経験しましたが、マタハラという言葉とは無縁なほど皆が理解ある環境で働いて来たように思います。

 

一方で、看護の現場にあって男性看護師の立場はどうか?

この前、重症集中ケアの認定看護師である私の友人の男性看護師がこう言いました。

「男性看護師が病院で初めて育休を取った。

それが俺なんだ!でもねー。」

例えば、皆さんの周りに育休を取っている人がどれだけいるでしょうか?

ごく少数ではないでしょうか。

 

男性育児を巡る問題は山積みだなと思いました。

そんななかで、出会った用語がパタハラです。

そこで、今回はパタハラについてまとめてみます。

ちゃんとした用語辞典や用語集から引用をした上で、私の考えを述べていきます。

マタハラ(マタニティハラスメント)とは?

「マタハラ」とはマタニティー・ハラスメントの略で、働く女性が妊娠・出産をきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受けたり、妊娠・出産を理由とした解雇や雇い止めで不利益を被ったりするなどの不当な扱いを意味する言葉です。
社会的な認知はまだ十分に進んでいませんが、マタハラの被害の実態は、よく知られる“セクハラ”(セクシャル・ハラスメント)よりも深刻であるといわれ、対策が急がれています。
(2013/7/8掲載)
出典 人事労務用語辞典
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%
BF%E3%83%8F%E3%83%A9-685008

パタハラについて語る上で、まずおさらいしておきたいのがマタハラ。

用語辞典で上記のように定義されています。

実際に、マタハラを受けたという人は少なくないでしょう。

ただでさえ、大変な妊娠・出産において、職場から嫌がらせを受けて大きなストレスを与えることは本当に許せません。

ハラスメントとは?おさらい

ハラスメントとは
ハラスメントとは、人間としての尊厳を侵害する行為であり、人に対する思いやりと敬意を欠いた行為です。他の者に肉体的、精神的な苦痛や困惑、不快感などを与えることです。ハラスメントの中にはセクシュアル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アルコール・ハラスメントなどがあります。またそれらが複合した形態のハラスメントもあります。
自分自身が「不快だ」「恐怖感を感じる」と思う経験は、いずれかのハラスメントにあたるかもしれません。

ハラスメントは被害者の心情でもあり、受けた側がハラスメントと感じたらハラスメントであるとも言われます。

では、日本看護協会はどう定めているのか?

看護の職場で起こる可能性のあるハラスメントとはどういったものでしょうか。ハラスメントとは、「それぞれの理由で、他者に対して行われる言動が、その意図にかかわらず相手を不快な思いにさせる、不利益を与える、尊厳を傷つける、不安や脅威に陥れるような場合のこと」と定義されています。

日本看護協会では、ハラスメントの定義にこちらの文献を引用していますね。

保坂隆,ハラスメントと職場のメンタルヘルス, 保健の科学, 57(5)292-296, 2015.

また、看護協会はこう言っています。

職場の上司や同僚以外にも医師などの多職種、患者やその家族など色々な人からハラスメントを受ける可能性がある。これが看護師の特徴である。

やはり、看護師は様々なストレスを受けやすい大変な職業であると言えます。

パタハラ(パタニティハラスメント)とは?

「パタハラ」とは、パタニティー・ハラスメントの略。パタニティー(Paternity)は英語で“父性”を意味し、男性が育児参加を通じて自らの父性を発揮する権利や機会を、職場の上司や同僚などが侵害する言動におよぶことを、パタニティー・ハラスメントと呼びます。女性社員の妊娠・出産が業務に支障をきたすとして退職を促すなどの嫌がらせをすることを指すマタハラ(マタニティー・ハラスメント)に対して、パタハラは男性社員が育児休業をとったり、育児支援目的の短時間勤務やフレックス勤務を活用したりすることへの妨害、ハラスメント行為を指します。
(2013/8/26掲載)

要するに、「パタハラ」は、「パタニティ・ハラスメント」の略語。

男性に対するハラスメント、男性が、父親としての育児をすることに対しての嫌がらせのこと。

男性にも育児休業、短時間勤務やフレレックス勤務の活用がもっと増えればよいのになと思う今日この頃。

労働者の権利であるはずが、不当に解雇されたり降格されることがあるとはおかしな話しです。

こういうのはすべて、「パタハラ(パタニティ・ハラスメント)」と呼ばれます。

パタハラが増えている原因

昔は、家事や育児よりも仕事に重きを置いて来たのが日本人男性の特徴でした。

時代は変わり、今は女性の社会進出も進み、共働きが増えています。

そして、家庭での役割も男性に求められることが増えています。

その中で、政府が打ち出した働き方改革も今後の仕事と家事のバランスに変化をもたらす可能性は高いといえます。

働き方改革を看護師目線で世界一わかりやすくまとめてみた

 

仕事と家事や育児など私生活の両立も、重要とされるようになってきました。

そんな中で、育児に積極的に参加する男性が増えています。

イクメンという言葉が流行するようにもなりました。

イクメンについてはこのあと解説します。

ところが、男性の育児参加についてはまだまだ職場での理解が十分ではありません。

これが、パタハラが増えている原因です。

本当は、もっと育児をしたい!

でも、育休なんて取りずらいしほとんど育休取っている人が周りにいない。

だから、自分も我慢して働く。

こんな男性も増えているのではないでしょうか?

育児にもっと参加したい!

そう思っても、まだまだ職場の理解は得られにくい状況はあると思います。

例えば、仕事を休んだら人手不足だし困ると上司に言われる。

例えば、育休取るとマイナスに評価を受けて出世に響くから休めない。

また職場からの理解が得られていない背景には、ギリギリの人数でやりくりしている職場が大半であることが挙げられます。

つまり、育休で一人抜ける穴が大きいから休まれると困るという考えしか生まれてこない。

逆から言えば、ゆとりある職場の人員配置であればもっと育休に対しての理解が高まるのではないかと私は考えます。

イクメンとは?

「育児をするメンズ(男性)」の略語。単に育児中の男性というだけでなく、進んで育児休暇を取得するなど子育てを積極的に行う男性や、育児を楽しみ自らも成長しようとする男性、または将来的にそうありたいと考えている男性のことを、「イケメン」をもじって「イクメン」と称します。
(2010/11/8掲載)出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典

つまり、子育てを積極的に頑張っている男性のことがイケメンってことですね。

この用語辞典の定義をみて思ったこと。

じゃあイケメンでイクメンだったらなんて呼ぶんだろう?

イケイケイクメンとでも呼ぶのか(笑)?

男性の育休取得率は最新のデータでどのくらい?

男性の育休取得率は2016年度ではわずか3%

朝日新聞では、イクメンに関してこんな記事が載っていた。

厚生労働省が2010年に「イクメンプロジェクト」を立ち上げ、「育児を楽しむ男性」を指す総称として使われるようになった。
プロジェクトは男性の育休取得率を上げる狙い。
言葉の浸透とともに男性の育児参加への意識は高まっているが、育休は女性に偏る。
男性の取得率は16年度にようやく3%を超えたところだ。
(2018-01-03 朝日新聞 朝刊 生活1)

この男性の育休取得率が3%という数字をみて皆さんはどう思いますか?

男性の育休取得率は2017年度では5.14%、1年で2%増えた!

男性の育休取得5.14%、過去最高 17年度

厚生労働省は30日、育児休業を取得した男性の比率が2017年度は5.14%だったと発表した。前の年度から1.98ポイント上昇し、比較可能な1996年度以来で最高。女性の取得率は1.40ポイント上昇し、83.2%だった。

男性の取得率を事業者別にみると、金融・保険業(15.76%)、情報通信業(12.78%)が高かった。生活関連サービス業・娯楽業は1.19%。

厚労省は20年度までに男性の育休取得率を13%にする目標を掲げる。全国の6160事業所(従業員5人以上)を対象に調査し、62.8%から回答を得た。

男性の育休取得率は確実に増えています。

2016年度の3%、2017年度は5.14%。

1年で約2%増加。

厚生労働省は2020年度男性の育休取得率の目標を13%とした

上記した、日本経済新聞の引用によると、厚労省は2020年度までに男性の育休取得率の目標を掲げました。

男性育休取得率13%

ここまで到達するかはわかりませんが、私の周りでも育休を取得する男性は増えています。

この13%という目標は少ない気もするな?

そう思ったのは私だけでしょうか。

世界と比較してみてどうなのか?

教えてにゃんニャン「ミーちゃん」

海外の男性育休取得率は高い!世界一はどこ?答えはノルウェー

2008年調査時点での海外各国の男性育休取得率
・イギリス:12%
・ドイツ:18.5%
・オランダ:18%
・スウェーデン:78%
・ノルウェー:89%
・日本:1.6%

ノルウェー、スウェーデンといった北欧が高いですね。

よく北欧は福祉が充実していると言いますが、この結果は驚きです。

男性育休取得率の世界一はノルウェーです。なんと約9割。

むしろ、育休を取らない男性の方が珍しいということになります。

日本は国際水準からすると最低レベルですね。

次回、国際的なデータ更新のときには、もう少し世界に近づくことを期待したいです。

男性看護師のパタハラ問題が日本看護協会HPに掲載

近年、パタニティハラスメント(通称、パタハラ)もマタハラの男性版として問題視されつつあります。
「育児・介護休業法」により、女性だけでなく男性も育休を取ることが認められています。
しかし実際の職場では、育休取得を認められなかったり、育休を取ったら嫌がらせを受けたりしたなどのパタハラが生じており、日本労働組合総連合会(連合)が2013年に行った「パタハラに関する調査」では、子供のいる回答者のうち約12%が「パタハラを受けたことがある」、約11%が「周囲にパタハラを受けた人がいる」と回答しています。

日本看護協会が、全体のわずか6.8%の男性看護師しかいないのにも関わらず、ホームページにパタハラについて取り上げてくれていることはありがたいことです。

男性看護師の男女比、最新で6.8%

実際に男性看護師(認定看護師)が育休を取ってみたらどうなったか?

友人に重症集中ケアの認定看護師がいます。

大きな総合病院に勤めています。

私が新卒看護師として就職した時に出会った大切な同期。

彼が、一つの大切な事例を提供してくれています。

昨年、3人目の子供が出来たときに彼はこう言いました。

男性看護師が育休を取ってみた!

「やっぱ男も育児って大事だと思うんだよね。」

「でも、今までは育休なんて取る余裕もなかった。」

「認定看護師も取って、学習会の講師とか色んな指導とかとにかくやること多くて。」

「仕事を家に持ち帰るのが嫌でスタバで内職したりよくしている。」

「3人目が出来たら、育休取ろうと思う。」

「ゆっくり家族のための時間を取りたい。」

「今まではあまり子供とか家族とか顧みないで来たからここがチャンスだと思って。」

「病院で男で育休取るの初めてなんだ。」

「でも後輩のためにも先輩が育休取るという道を開くのが大事だと思ってる。」

「上司にめっちゃ反対されて。」
※完全にパタハラですね!

「でも、なんとか1ヵ月だけ取れたよ。」

「やっぱり、仕事から離れる機会があるとストレスもリセットできるしその後の仕事にも良い影響を与えると思う。そういう意味でも育休って大事だなと思った。」

私は、彼の行動に敬意を表したいと思います。

そして、一ヶ月だけでしたが実際育休を彼は取りました。

でも、育休中もちょいちょい仕事の関連のことをしたりせざるを得なかったとのことです。

 

彼は、病院の将来を担う重要な看護師。

それでも、権利がなかなか使えないというのはどうなんだろう。

労働者の権利である、育休がまだまだ取りずらい状況は確実にある。

 

これが、女性だったらどうなのか?

そう考えると、やっぱり女性の方が取りやすい状況があるんじゃないかな。

 

男性看護師が育休を当たり前のように取ることは、まだまだ先の話しなのかなと思いました。

育児を頑張るイクメン男性看護師の優良サイトをご紹介

ズバリこちらのサイトは面白いし参考になるのでオススメです!

寝かせつけ、抱っこのテクニックからストライダーの実践、様々なお得情報が載っていて面白いです。

イイチチクエスト

スマートニュースに記事が掲載されたりもしていますね。
Smart News

まとめ

マタハラも問題ですが、パタハラも大問題。

男性有給取得率は国が目標を掲げて取り組んでいるが、日本は海外と比べて低水準。

看護師は女性職場であり、マタハラは一般企業よりも少ない。

ところが、男性看護師の育休取得への理解がされていない。

今後、男性の育児参加がより積極的に行われるためには育休取得率アップも必要。

マタハラもパタハラもない、日本をつくっていきましょう。

仕事だけでなく、もっと家族や私生活を大切にする職場風土をつくっていきましょう。

GA(ジーエー)です!
最後まで読んでくれてありがとう!
またお会いしましょう!

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