高プロとは何?医師は高度プロフェッショナル制度対象外な理由

高プロとは何?医師は高度プロフェッショナル制度対象外な理由

GA(ジーエー)です!
いつも見てくれてありがとう!

流行語大賞2018は、「そだねー」
決まりました。

さて今回のテーマは、

「高プロ」

高プロは、流行語大賞2018に、
ノミネートされていました。

2018年流行語大賞ノミネートはこれだ!

「高プロ」とは何?

知らない方もいるでしょう。

なんだか「高」と「プロ」の組み合わせで、

難しいイメージや、

「私には全く関係ないからどうでもいい!」

こんなふうに思いがちではないですか?

ところが、

じつは将来、私達一般人にも影響してくる可能性が高い。

 

また、じつはもう一つの意味もある。

このように色々な発見があり、
参考になるようわかりやすくまとめました。

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高プロとは、高度プロフェッショナル制度のこと

結論からいうと、高プロ=高度プロフェッショナル制度のことです。

公式的な見解はこちらをご覧下さい。

朝日新聞の紙面より。

高度な専門知識を持ち、一定の年収がある働き手を労働時間規制から外す制度。

略して「高プロ」と呼ばれる。

労働時間と賃金の関係が切れた制度で、対象者は残業や深夜・休日労働をしても割増賃金が払われなくなるため、野党は「残業代ゼロ法案」と批判している。

第1次安倍政権が2007年に導入を目指したホワイトカラー・エグゼンプションも同様の制度。

(出典:2018-03-12 朝日新聞)

 

要するに高プロの条件は2つある

➀プロフェッショナルと言われる専門分野の仕事である

➁年収が高いこと

 

そして、この2つの条件を満たした、
プロフェッショナルかつ高年収の労働者には、特別な制度をあてはめます。

どんな制度をあてはめるの?

➀自由な時間で働くことが認められる。

➁一般の労働者は、決まった時間で仕事が終わらなければ、

時間外労働として残業代が支払われる。

ところが高プロの対象になる人は、

時間外労働に対して残業が支払われなくなる。

つまり、時間外労働といわれる、

残業、休日、深夜勤務をしても、

割増賃金が支払われなくなる。

 

➀自由な時間で働くことが認められることはどう思いますか?

この考えの元になっているのは、

働いた時間ではなく、成果で労働の価値を評価して、それに見合う賃金を支払うということ。

これだけ聞くと、決して悪くはないとは思いませんか?

看護の現場で働いていると無駄に思える時間ってありませんか?

やることをちゃんとやればそれが評価される。

それなら短時間で効率的に仕事を済ませようとする。

なんなら8時間も労働しなくてもちゃんと成果が出せれば、半分の4時間労働でも良い。

むしろ理想な働き方ではないでしょうか?

でも、本当にそれだけなのか?

高プロに問題はないのか?

じつは、問題だらけなのです。

➁時間外労働といわれる、
残業や深夜、休日勤務をしても、
割増賃金が支払われなくなる。

この部分は、多くの人が、
「これ、ヤバくない?」
と思うのではないか?

高度プロフェッショナル制度の対象となる職種は?

高プロ制度の対象となる職種は何?

ここが一番気になるところ。

結論をいえば、

証券アナリストや研究開発職、コンサルタントなど、

高度な専門分野の職種が対象となるプロ制度と言われています。

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高プロは年収1075万以上が対象

制度の対象となる労働者は、

年収1075万円以上である。

看護師で年収1075万以上なんて普通に働いていればまずあり得ません。

病院の中では、

年収1075万以上で、

プロフェッショナルと言われる専門分野は、

医師しかいない!!

さて、もちろん医師は対象なんだよね?

医師は高プロの対象外【重要】

そうなんです。医師は対象外になると言われています。

なぜ医師は高プロ対象外なのか?

高プロを少し理解してくると誰もが思う疑問。

この答えとなるものとしては、今のところ、

2017年9月21日、厚生労働省で行われた、

第2回『医師の働き方改革に関する検討会』における話し合いが一番の根拠となっている。

この検討会はどういうものかといえば、

厚労省メンバーと、日本病院会や日本医師会など医師の母体となる組織の話し合いの場である。

結論から言うと、

医師の働き方改革に関する検討会では、以下の点が話し合われた。

医師の仕事は、
高度であり、プロフェッショナルである。ただし勤務形態などから、
高プロには該当しない。

勤務形態などからって?わかりにくいな。

もう少しわかりやすく教えて?と思う方もいますね。

厚労省のメンバーは見解を次のように明言しています。

高プロは職務の特殊性ゆえに勤務時間を自分で決められる制度である。

本検討会の議論の対象である勤務医の診療時間、勤務時間は医療機関側で決定され、それに従う必要がある。

医師の仕事は「高度」で「プロフェッショナル」なものではあるが、高プロは本検討会の議論にはなじまないと理解している。

厚労省第2回「医師の働き方改革に関する検討会」

要するに、

高プロとは、勤務時間を自分で決められる職種が対象

医師は、普通は診療時間、勤務時間を自分で決められない。

よって、医師は高プロの対象ではないということ。

それはそうでしょう。

これで、医師が対象になるようなら日本の医師はやる気なくしてしまいますよ。

今、医師の働き方改革が推進されていますね。

医師の働き方改革についてあわせて読みたい記事

高プロはいつから?2019年4月スタート

働き方改革関連法により、
働き方改革が動き出します。

これに合わせて、
高プロも2019年4月にスタートします。

働き方改革とは?高プロは働き方改革の柱

働き方改革の柱はいくつかある。

  1. 時間外労働の罰則付き上限規制導入
  2. 年休(有給)5日間の取得義務付け
  3. 勤務間インターバル規制
  4. 深夜業(夜勤)回数の規制

 

そしてもうひとつの柱が、

年収1075万円以上の専門職のみ、労働時間規制から外せるようにする高プロ=高度プロフェッショナル制度の新設である。

働き方改革の全貌については、
ぜひこちらを読んでみて下さい。
働き改革を世界一わかりやすく説明してみた!

高プロの本当の狙いは何か?【重要】

高プロとは、高度プロフェッショナル制度のこと。

なんとなく理解できてきましたか?

ただ、ここからが重要なところ。

年収1075万以上という方は、このサイトを読んで下さっている多くの優秀な方にあっても少数であると思います。

私は看護師ですが、この半分くらいの収入しかありません。

では、自分には関係ない問題なのか?

答えはNOです!

なぜか?

高プロ問題点その➀
残業カット、定額で働かされる労働者に不利

表向きは、過労死に繋がるような長時間労働(残業)を減らしたいということであろう。

しかし今、労働組合運動を推進する多くの団体では高プロに対しての反対運動を強めている。

それはなぜなのか?

労働組合の主張

残業代カット、
サービス残業が増えるだけで、
仕事の業務量は減らない。

負担は減らないのに給料が減る。

これは許すわけにはいかない!

つまり、労働者にとって高プロは不利益でしかないという主張だ。

では、業務量は減るのか?

答えは、
業務改善で減る可能性はあるということ。

つまりは、人手を増やすということは企業にとってはなかなか難しい。

経営というのは、多くが人件費。およそ50%が人件費。多いところでは60%台。

人件費が経営を圧迫して倒産する企業も少なくない。

業務量=仕事量が変わらないとして、

人も増えないとしたら?

業務改善するしか残業を減らす方法はない。

今、盛んに機械化、ロボット化の波が押し寄せている。

これは業務を効率化して、人数が少なくなったとしても仕事が減らせる可能性があるものとして大いに注目されている。

とはいえ、まだまだロボットが導入されるのは先であるという企業も少なくない。

これは、専門性の高いとされる高プロの分野の仕事においても同じことがいえる。

サービス残業だけが増えてしまっては、労働者にとっては不利でしかない。

このように、経営者にとって有利に働くが労働者にとってマイナスでしかないと懸念しているからこそ、労働組合は猛反対している。

高プロ問題点その➁
年収1075万以上でスタートするが、どんどん条件が引き下げられ対象となる職種も増える予測

スタートは一部の限られた人から、その後対象を拡大していく。

これは、日本政府のお得意の手法とも言える。

良いか悪いかはここでは言及するつもりはない。

ただ、どんなことでもそうだが、制度が施行されるまでは国としては苦労するが、

一度始まってしまえばコントロールしやすい。

消費税も、医療費の自己負担も後期高齢者医療制度も一旦制度が始まってしまえば、

その後は負担が増えることに反対があっても、結局は国の力にコントロールされる。

その点からいえば、「高プロ」も同じであると思う。

つまり、高収入の専門職限定という形で始まるが、グングン上限が引き下げられて年収400~500万の一般の所得水準の労働者も対象になっていくと私は予測する。

高プロには高プロラクチン血症という意味もある【番外編】

じつは、「高プロ」という略称には2つの意味があります。

一つは、ここまで説明してきた高度プロフェッショナル制度のこと。

もう一つは、高プロラクチン血症のことである。

ここからは看護師さんや女性向けのプチ知識です。

高プロラクチン血症とは
【おまけ】

プロラクチンとは聞いたことありますか?

プロラクチンとは、脳下垂体から分泌される刺激ホルモンです。

プロラクチンは排卵、生殖、妊娠、授乳など、

女性にとって重要となる、妊娠、出産に大きな影響があります。

プロラクチンは、乳腺を刺激します。

そして、乳汁を分泌させるように働いてます。

したがって、授乳期などはプロラクチン値が高くなるのが正常です。

ここからが重要です。

授乳期でないのにもかかわらず、プロラクチン値が高かったり、

プロラクチンというホルモンの分泌異常によって、

乳汁分泌、無排卵月経などを起こすことを高プロラクチン血症といいます。

高プロラクチン血症によって、生理不順が起こり、不妊の原因となります。

また、流産の原因にもなりえます。

検査データでいえば、
プロラクチンの血中濃度の正常値はおよそ15ng/ml以下

高プロラクチン血症では、プロラクチンの血中濃度が異常に高値を示すことで診断されます。

高プロは主には、高度プロフェッショナル制度のことですが、医療現場では高プロラクチン血症として使われる略であることも豆知識に入れておきましょう。

うちのニャンにゃん「ミーちゃん」

 

高プロとは?まとめ

・高プロ=高度プロフェッショナル
 制度のこと。

・高プロは、年収1075万以上
 の一部の専門職が対象となる。

・高プロは、勤務時間を自分で決
 められる職種が対象。
 よって医師は対象外。

・高プロは、時間ではなく成果に
 重点が置かれる。

・高プロは、時間外労働に割増賃
 金が支払われなくなる。

・高プロは、サービス残業が増え
 て労働者にとってデメリットに
 なると心配されている。

・高プロは、将来条件が改悪し、
 対象者が増えるのが心配。

・高プロの対象外であるが、過酷
 な労働を強いられている医師の
 働き方はどう変わっていくか、
 それに便乗して看護師の働き方
 改革は進むのか?

・いよいよ2019年4月、
 働き方改革スタート。

・高プロは高プロラクチン血症と
 いう略でもある。
 女性には特に重要。
 豆知識に知っておこう。

 

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最後まで読んで頂きありがとう!
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