看護師の働き方改革とは!どう変わるの?世界一わかりやすく解説

看護師の働き方改革とは!どう変わるの?世界一わかりやすく解説

かみん様
働き方改革という言葉を聞いたことがあるか?

最近、ニュースなどで「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになったと思います。

実際、自分のまわりのスタッフに聞いてみると、

  • 名前は知っているが内容は知らない
  • どうせ看護師には関係がないでしょ

このような意見が多数を占めています。

そこで、今回は看護師の働き方改革について、世界一わかりやすくお伝えします。

将来、看護師を目指したいと思っている方や、看護学生、看護師1年目から中堅、ベテランナースの方までみなさんにぜひ見てもらいたい内容です!

なぜならこの先、医師や看護師など医療者の働き方、病院での働き方はこの先の未来に向けて劇的に変わっていくことが確実であるからです。

つぶた
仕事が大変でそれどころじゃないよ!

つぶた
今が精一杯で未来を考える余裕なんてないよ。。。

このような方も沢山いると思います。

 

しかし、そんな仕事が大変で、看護業務に疲弊している多くの人達にこそ今回の記事をぜひ見ていただきたいのです。

なぜかというと今回の記事は、決して悪いことではなく『あかるい話題』であり、『忙しすぎる看護師に少し余裕ができ、もっと働きやすくなる』という内容なのです。

出口が見えない、いつまでも続く大変な仕事では、なかなか仕事に対してモチベーションもアップしないでしょう。しかし、今後の看護業務がもっと時間の余裕ができて、休みも増えて働きやすくなるという内容ならばモチベーションアップにつながると思います!

是非、最後まで読んでください。

日本看護協会も、2018年後半から2019年にかけて、毎月発行している協会ニュースで毎月のように、必死になってこの働き方改革について取り上げています。

前回、働き方改革で取り上げた記事はこちら↓

この記事はこんな人にオススメ
  • 働き方改革とはなにか知りたい
  • 働き方改革は看護師の仕事をどのように変えようとしているのか知りたい
  • 年次有給休暇義務化とはなにか知りたい

 

目次

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働き方改革とはなにか?

働き方改革とは人口が減り、少子高齢化が進む日本その中で労働環境を整え、女性の職場進出や高齢者の活用など労働力不足を解消し、個人の生活スタイルやニーズに合わせた働きやすい社会に変えていくために国をあげた取り組みのことです。

働き方改革は正確に言うと「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」という名前の法律です。
この法案は2019年4月からすでに施行されており、主に3本の柱を掲げています。

働き方改革3本柱
  1. 長時間労働の是正
  2. 正規・非正規の不合理な処遇差の解消
  3. 多様な働き方の実現

働き方改革はこの『3本柱』に沿っての具体的な動きがみられます。

いま、働き方改革が必要な日本の現状

「なんだか面倒臭そう。」という方もいるでしょう。

あなたは今、このままの働き方で不満はありませんか?
もっともっと、働きやすくなって私生活が充実したら良いとは思いませんか?

今の働き方に不満があるというのはある意味当然なんです。
それをこれからわかりやすく説明します。

過去の日本人は「働くこと」に対して一生懸命頑張ってきた

日本は、戦争に負けてどん底から這い上がって来た。
なぜ、ここまで豊かさを手に入れることが出来たのか?
結論からいうと、日本人は仕事を頑張ってきたから!

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仕事に真面目に取り組む姿勢は、日本人は世界のどの国にも負けていない。
それが証拠に戦後やバブル期を生き抜いてきた働き手のお父さんのほとんどは、家族よりも仕事を大事にしていました。
『個人の生活や働く労働環境』というものよりも、がむしゃらに働くことで得られる『企業の発展、国の発展』を優先していた。

そんな働き手のお父さんたちが仕事をがむしゃらに必死で頑張った結果、日本経済は発展し豊かになってきた。
また結婚、出産が今より盛んで、人口もどんどん増えていきました。

 

かみん様
日本人は「働き者」という言葉あるように、働くことを美徳としてきたんじゃ

 

そのため、『働き過ぎなのが当たり前』な『異常ともいえる世の中』が出来あがってしまったのです。

働きすぎが生んだ弊害:労働条件が悪く体も精神もボロボロ

働いて得たものは日本国の経済発展。

では働きすぎたために、失ったものや生じた弊害ははなんでしょうか?
がむしゃらに働くことが美徳とされる日本は、労働環境の特徴として以下の3つが挙げられます。

  • 労働時間が長い
  • 残業が多い
  • 有給が取れない

こういった労働環境が人々の体や職場に様々な弊害生んでしまいました。

働きすぎの弊害
  • セクハラ・パワハラなでのハラスメント問題
  • うつ病・メンヘラの増加
  • 過労死

つぶた
過労死とまではいかなくてもパワハラやセクハラ、うつ病になってしまう人はチョコチョコ見かけます。

女性の社会進出、活躍の反面、会社は女性の妊娠、出産に対しての準備が出来ていない。

経済の発展とともに、働き方にも様々な変化がみられて来ました。
もっとも大きな変化は女性の働き方です。

男女雇用機会均等法ができてから、法改正が行われる中で、急速に女性の社会進出は進みました。

女性の職場での地位は昔より向上してきているのは間違いない反面、まだまだ女性の働き方については完璧と言えない部分が多いのです。
特に”妊婦”や”育児中の母”についてはどこの企業も頭を悩ませています。
女性の社会進出、地位が向上した反面、重要な働き手として会社は見ています。

そんな働き手の女性が”妊娠”や”育児”によって休業することは、会社にとっては「働き手の減少」となってしまうのです。

利己的で目先の「働き手の減少」しか見えず、社会全体のが人口が減ってしまうという考えを持たない、もてない企業が多いことも少子高齢化を招いた一つの原因でもあるのです。

日本の総人口は100年後に半分以上に減ってしまう

実際にどのくらいの日本の人口は減っているのか?

現在の日本の総人口は平成30年11月1日現在の推計で1億2645万人です。
ピークが2013年の1億2730万人でした。

つぶた
あれ?
そんなに減ってないじゃん

しかしこのままでいけば2105年には4500万人まで減少する見込みです。
現在の総人口と比較すると約半分まで減ってしまいます。

労働力としての人口が予想以上に減っている

総人口は徐々に減ってきています。
しかし労働力としての人口は今まさに減ってきており、その影響が出ているのです。
しかもみんなが思っていたよりもずっとずっと予想以上に減少しているのです。

生産年齢人口(15歳~64歳)という指標で政府は値を出しています。
”団塊世代”と言われる方々が働き手としていた平成7年には生産年齢人口は8000万人を超えていました。

少子化により、日本の人口はもちろん、生産年齢人口、つまり働き手の数が徐々に減ってきています。
特に”団塊世代”の方々が現役を退き始めている昨今からこの生産年齢人口は減少。

  • 2027年(令和9年)  には7000万人
  • 2051年(令和33年)には5000万人

2051年には約半分まで減ってきてしまうのです。

これをなんとか食い止めようと国は必死になっています。
様々な策を講じましたが、それでも子供が増えないのは悲しい結果ですね。

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働き方改革とは「”一億総活躍社会”実現に向けた最大のチャレンジ」

近い将来に見えてくるであろう労働力や働く環境についての問題に対して政府は大々的な作戦を取ることを決めました。

それが安倍総理が言った「一億総活躍社会」という言葉です。

つぶた
一億総活躍!?
働き方改革と何が違うの?

政府は「一億総活躍社会」というキャッチフレーズのもと、個人のニーズに合わせた働き方などを提案、実行しようと打ち出しました。
内容は以下の通りです。

  • 少子化だけではなく、一人一人の個人を大切にしましょう
  • 職場だけではなく、家庭、地域で皆が活躍できる社会を作りましょう
  • 仕事だけではなく、家庭でも社会でも個人が活躍する場を作りましょう

まさにこういった動きを総称して「働き方改革」と呼ばれています。

そして働き手一人一人がよりよい将来の展望を持つことが出来るようにしていくことを目指しています。

看護師の働き方改革は働き方改革関連法の成立でどうなる?

先ほどまでは一般的な働き方改革についてのことでしたが、看護師・介護職の皆様はここからが特に重要です!

日本看護協会発行の協会ニュースがあればぜひ見て下さい!
協会ニュース2018年11月号(vol.613)には看護職の働き方改革についての記載がありました。

つぶた
もうポイ捨てしてしまった!

つぶた
見ている時間もないし、こんな文字だらけでわかりにくくて読む気がしない!

こういう方は、ぜひこのサイトで学んでください!
年間で看護協会に11000円も払っているんですよ。

かみん様
たばこと看護協会ニュースのポイ捨てはやめるのじゃ

もちろん医療業界の働き手だって不足している

日本全体で働き手が少なくなっているのは皆さんも周知のとおり。
働き手の数はもちろん医療・福祉の現場でも深刻となっています。

特に、介護職は高齢化によって需要は増す一方であるが、人手不足は解消されません。
あの手この手で策を講じていますが、それでもなかなか看護師・介護職の人員不足は解消されません。

看護師の数は増えている!?

先ほど人手不足と言いましたが、実は看護師の数は増えているのです。

看護職員の数は15年前は約100万人、10年前は120万人。

そして平成24年の段階では150万人と5年で20~30万人の看護職員が増えているのです。

つぶた
むしろめっちゃ増えているから人手不足じゃないっしょ?

都会ではない場所や過疎地区では特に看護師が不足している

都会や大規模の病院ではそれなりに看護師の数は足りています。

それに比べて地方、過疎地区、中規模~小規模などの病院や施設では看護師の数が足りていません。

実際にこんなアンケート結果がでました。

過疎地域では看護職員不足が特に厳しく、各医療施設の自助努力の限界が窺われた。

つぶた
誰も田舎で看護師しないんだよなー
過疎地区は医師も少ないし大変だ

過疎地区で医師、看護師が少ないことからもナースプラクティショナーという「診療できる看護師」の存在もここ最近は取り上げられています。

結局はみんな離職してしまうから看護師が不足する

結局はココです。

看護師は女性が90%を占めます。

そうなると結婚、妊娠・出産、育児をきっかけに離職します。

もちろん育児が落ち着いて復帰する方もいます。

先ほどの働き方改革でもでた、女性の職場進出に対しての職場理解や職場対応が十分ではないため、結局離職してしまう方が大半です。

そして離職してしまえば、やはり現場の人数は少なくなり「人手不足」

看護師や介護士は療養休暇、うつ病、メンヘラの多い職業

看護師や介護士は、ただでさえハードな仕事をこなしています。

そこで問題となるのがメンタルヘルス。

心が病みやすい要素が沢山あります。

・人間関係

・夜勤など不規則勤務による心と体の乱れ

・ハードな仕事内容

療養休暇、うつ病の発症、メンヘラ...

何人の大切な仲間が病んでいったことか。

とても良い人、真面目な人がこれらの心の病気になりやすい傾向があると思います。

また、新卒看護師から師長まで、まんべんなく心が病んでいる実態があります。

これではいけない!と思わずにはいられません。

求められる能力や患者さん家族からの期待、

看護師だからこうあるべき、
なんでも出来て当たり前。

でも私たち看護師・介護士はロボットではなく人間なんです!

自分の心が元気じゃないと、
人に優しくすることはなかなかできません。

まず、自分が健康じゃないと何も始まらない。

これがこのブログ運営者である「つぶた」と「かみん」のモットーです!

看護師・介護士の過労死ニュースはもうみたくない!

看護師にも過労死の事例はいくつも存在しています。

今も裁判中の事例もあり、労働組合では、
署名活動していたりします。

これまでにニュースとなった例をご紹介します。

看護師の実際にあった過労死
2001年2月13日、
国立循環器病センターの看護師村上優子さんがくも膜下出血を発症、1カ月後に亡くなりました。くも膜下出血が異例の若さで発症した原因はストレスと過労であった。ご両親が、7年もの時を経て、
2008年10月30日判決で勝訴。村上優子さんの死は労災であると認定されました。裁判で明らかとなったのは、
過酷な残業時間勤務時間間隔の短い夜勤変則交替制の実態。勤務前の情報取集。日勤・準夜・深夜勤務後の超過勤務。看護研究の準備。新人教育。時間外労働時間は倒れる直前の一カ月で88時間にも及んだとのこと。看護研究の資料を自宅に持ち帰っていたことを考慮すると、
月100時間を超えていた。裁判で原告側はこのように主張した。また、勤務時間間隔が5時間ほどしかない日が月平均5回という驚きの実態があったことも大阪地裁は認めた。

あまりのヒドい実態に言葉を失います。

ここまでして、働く意味とはなんなのか。

村上優子さんをはじめ、過労死でお亡くなりになった看護師の皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。

看護師や介護職に関する働き方改革関連法とは?

こんな現状の医療・福祉業界はどうしたらいいのか・・・

と考えた時にこの働き方改革に乗っちゃおう!

ということで働き方改革で具体的にあげている試みを医療の業界でもしてみようという考えです。

働き手を増やす、そして働き手のみんなが明るい将来の展望を描けるために
労働環境の改善
個人のニーズに合わせた働き方などを提案、実行

をしていく必要があるのです。
じゃあ働き方改革での具体的な中身はどうなっているのか?
2019年4月1日から制度は始まります。

看護師の働き方改革でどう変わるの?
①時間外労働の罰則付き上限規制導入
②年休(有給)5日間の取得義務付け
③勤務間インターバル規制
④深夜業(夜勤)回数の規制

ちょっとわかりにくいので、

一つ一つをわかりやすく解説して行きます!

働き方改革関連法の主な中身
➀残業時間の上限規制
上限を月100時間、
年720時間に設定。
月45時間、
年間360時間以内が原則。
どんなに特別な事情があっても、
年720時間、月100時間未満、
複数月平均80時間が限度。➁有給休暇取得の義務化
年間10日以上の有給休暇がある労働者は5日以上の有給休暇を取得することが、企業に義務づける。➂勤務間インターバル制度
前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息を確保。➃深夜業(夜勤)回数の規制
夜勤とは22時~5時、回数に上限

さて、ここまでの文面をみてちょっと難しいという方も多いのでは。

ここからは看護師の働き方への影響と関連づけてわかりやすく解説します!

時間外労働(残業)の罰則付き上限規制導入して残業を減らそう!

看護師のみなさん、

労働時間は1日どのくらいですか?

週どのくらいですか?

残業を除くと、

労働基準法でこう決められています。
労働時間は原則、1日8時間、週40時間以内

これを超えた時間が、
時間外労働=残業となります。

労働者に残業させる場合に、

企業は「36協定」を労働組合と結ぶ必要があります。
(労働組合が無い場合は、
労働者の代表と結ぶ。)

「36協定」によって、
時間外労働を行う業務の種類や休日の勤務、
1日・1カ月・1年それぞれの残業の上限が決まっています。

そして今回、
働き方改革関連法によって、
労働基準法に、
時間外労働(残業)の罰則付き上限規制導入 が明記されたことはとても大きなことです!

「罰則」がつくことで、いよいよ本格的に残業は減る方向となるでしょう。

その条件が、
上限を月100時間、年720時間に設定。
月45時間、年360時間以内が原則。

どんなに特別な事情があっても、年720時間、月100時間未満、複数月平均80時間が限度。

細かいところまで覚える必要はありませんが、
要するに、月100時間、年720時間のラインを超えることは企業にとって許されないということ。

これによって、中には、
「残業が取りづらくなる!」
「サービス残業が増えるのでは?」
という心配をする方もいるでしょう。

しかし、よく考えてみて下さい。
あなたが、このとてつもない残業時間に触れるレベルで働いているとしたら、
それ自体が異常です。

 

 

 

 

 

その状況が改善しないのであれば、

そのブラック職場をやめて、
転職することをおススメします!

きっと、その残業によって犠牲にしているものが沢山あると思います。

時間外労働=残業によって、

・家族との時間は減ってません
か?
・自分の余暇時間は取れていな
いのでは?
・健康は脅かされていませんか?

事実、私も看護師長時代に過労死レベルの残業が日常化していた経験があります。

確実に家族との時間は減り、自分の時間は取れずに、不健康な労働を強いられていました。

自分が経験していたからこそ、
人にも言えるんです。

今は転職して、師長という立場から一転して、
一番下っ端で働いていますが、
残業は少ないし心身はとても楽です!

健康が第一です。

長い目で見ましょう。

長い目でみて、働いていける職場かどうかは職場選びの大事な判断基準です!

看護師や介護士はサービス残業が当たり前?

当たり前のようにある光景から。

なんかおかしくない?
朝:1時間前には出勤して、情報収集。
朝:情報収集終わったら、夜勤さんのフォローや始業前に点滴・入浴の準備まで済ませる。
準夜:勤務時間前に薬の確認、経管栄養の準備。
夕方:学習会は当然残業に含まれず自分の時間で参加。しかも強制的。

私が、以前の職場で労働組合の委員長をしていた時に、

前残業が問題視されていました。

始業前の情報収集をどう考えるかは色々な意見があります。

厳密にいえば、業務上必要な時間として見なしてもいいという見解もあります。

ただし、実際にこれを認めているところはほとんどないでしょう。

私もさすがにここまで時間外として認めろとは思いません。

しかし、点滴や検査、経管栄養の準備となるとどうでしょうか?

これは完全に看護業務にあたると思います。

一つ重要なのは、まずは時間内にできるように業務改善をすることであると思います。

その大前提に立って、それでも始業前にやらなければならないことは、
前残業として時間外労働を認めて超勤を取れるようにするべきである。

こう思いますが、皆さんはどう思いますか?

あとは時間外の学習会について。

認定看護管理者研修ファーストレベルを修了した時に、勤怠管理について学びました。

厳密にいうと、業務上必要な知識の習得のための時間は、
時間外労働として超勤が発生するそうです。

ここも自己研鑽という言葉もあるように、
意見が分かれるところでしょう。

私の意見は、
強制参加のものは超勤の発生する時間外労働とするべき。
自由参加のものは超勤は発生しない自分の時間で参加。

強制に参加させておいて労働とみなさないのはいかがなものかと思います。

ただし、ある程度強制力を持たせないと、
人が集まらないという問題があるのも事実。

今のところはほとんどの病院で、学習会は自分の時間で参加となっているのが現状です。

皆さんはどう思いますか?

規定を超える残業に罰則が!でもそれで看護師の残業は減る?

法律ができただけでは、看護師の残業が減るわけではありません。

狙いの一つは意識改革
経営者の意識が変わる

師長の意識が変わる

職員の意識は少しだけ変わる

できる業務改善は行う

時間をどう生み出すか皆が考える

時間内に絶対終わらせるという意識の高まり

終わったら早く帰ろうという意識の高まり

意識が変われば、きっかけにはなる。

来年4月以降、
業務改善という言葉が、
看護現場でより飛び交うと思います。

なぜなら、罰則規定が設けられた以上は、
改革していくしか道はないからです。

師長は必死になって皆に呼びかけるでしょう。

ここで大事なのは、
働き方改革を、
良い機会だと思って、
皆がプラスにとらえられるかどうか。

なんでもそうですが、不満ばかり言っていては何も変わりません。

不満を口にすることを否定するわけではありませんが、
それと同時に「じゃあどうすれば良いか?」をセットで考えていきましょう。

きっと、変えられる!
変えていかなければいけない!

正直、意識が変わるだけで減らせる残業もあるのではないでしょうか。

そして、もう一つポイントとなるのは、

上の立場の人が早く帰れば、
他の人も早く帰る!

これは確実です!
だって、先輩を差し置いて早く帰るのは、
後輩に取ってどれだけ勇気のいることか。

年次有給休暇の年5日取得義務付けでしっかりリフレッシュしてもらおう!

年10日以上の年休(有給)が与えられた労働者全てが対象。

つまり、ほとんど全員が対象となります。

経営者は上司に有給取得を促進するように周知する。

つまり、師長は上から有給をちゃんと与えなさいと言われる。

最低年5日は有給をつけることが必須となる。

有給休暇管理簿を作成して、
3年間保管することが義務付けられました。

これは、全ての働くものにとってとてもありがたいことですね!

看護師は有給が取りづらかった

有給は捨てるのが当たり前というのが日本の現状。

自分や家族が病気にならない限りは使うことが許されない風土。

働くものの権利のハズなのに、権利が使えない。

人手不足の、看護師においては特に有給は取りにくかった。

でも、これからは法が守ってくれます!

これは非常にあかるいニュースです。

ただ、一つ言えるのは、

看護師が増員されない限りは、勤務体制が厳しくなる。

職員は休めても、患者さんにシワ寄せが来るのではないか。

でも、待って下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

その、患者第一主義だけを掲げて来たから、

これだけ看護師の現場は疲弊して、

心身が病んできたんです。

いつまで経っても、解消しない看護師不足。

看護師の自己犠牲のもとで成り立って来た病院経営ともいえます。

使える権利くらいは使わせてください!

そして、それでも困らないように看護師の人員配置が可能となるように、

社会保障費を診療報酬を引き上げて下さい。

これから、有給をなんとか取らせたいために、

日々の人員体制が厳しくなることは今のままでは確実とも言えます。

そんなときに、絶対起こることが、

師長批判である!

師長はますます大変に!師長になりたい人がいなくなる?

「師長さんこれじゃあ無理です!」
「なんでこんな勤務しか組めないの?」

でも、私は師長経験者として言う。

その師長批判は、
本当に師長だけの責任なのか?

師長だけの責任にするのは本当は間違っていることに早く気づいて欲しい。

また、良い師長なんていないなと思っている看護師さんがいたらぜひ言いたい。

もっと国の仕組みそのものを変えないと、
現場レベルではどうにもならないことが多すぎる。

だから師長になりたい!っていう人なんかほとんどいない。

出世することが悪のような、ハズレくじのような業界。

それこそが看護師の現場の実態です。

大変さやどうにもならない状況で怒りの矛先がまず向かうのが、師長さん!

師長さんはつらいんです。

それに対して、もっと看護協会には目を向けて欲しい。

看護師の働き方改革も大事だけど、

私は師長の働き方改革も考えていきたい。

だって、上の立場に誰も成りたがらないような
職業にあかるい未来はあるのでしょうか?

多分、師長経験のある人なら共感してもらえると思います。

でも、その大変さを発信したりする時間も余裕もないのが師長さん。

このサイトでは、師長さんにとっても優しい内容を織り交ぜていきます。

看護師1年目でも有給年5日取れます!

これは、朗報といえるでしょう。
新卒は、気をつかうことの連続だし心身ともにクタクタ。
でも、一人一人が未来を担う大切な人材。

人は宝。

ちゃんとお休みを取って欲しいものです。

勤務間インターバル制度で夜勤の大変さを緩和しよう!

昔から3交代の弊害として、
準夜日勤
日勤深夜の存在が挙げられていました。

確かに大変ですよね。

だって、ろくに休めないまま次の勤務を迎えるのですから。

その点でも、歓迎したい改革ではあるのですが大きな問題があります!

それは、努力義務に過ぎない変更だからです。

これまで挙げて来たものは罰則付きで強制力のあるものでした。

ところが勤務間インターバル規制は罰則はありません。

それどころか、具体的に勤務間隔をどの程度空けるべきという文言も含まれていないのです。

つまり一応、働き方改革として挙げたけど、
個々の団体・職業、企業にその規制内容はお任せである。

こんな中途半端なものとなってしまっております。

まあ文句を言っても仕方がありません。

そうなってくると、我々看護師にとっては、
看護協会がどれだけ推進してくれるのかに期待するしかない。

では、看護協会はどう考えているのか?

交代勤務の看護師にとって勤務間インターバル規制は重要

協会ニュースにこのように載っている。

本会は、「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2013年)で、11時間以上の確保を提言している。

つまり、勤務間隔は最低11時間空けるべきということ。

準夜日勤はもっての他でNGです。

日勤深夜もNG、半日日勤からの深夜はギリギリセーフのライン。

まあ、ここはあくまで努力義務だからなかなかすぐには変わらないと思われます。

準夜日勤、日勤深夜は消滅?

勤務間隔でいうと、どちらも6~7時間なので
先ほどのガイドラインから言えば当然アウトです!

でも、3交代制の職場で準夜日勤はだいぶ少なくなっていますが、
日勤深夜は結構高確率で存在しているのではないでしょうか?

私としては、いくら勤務間隔が空いているとはいっても、

深夜からの深夜、つまり「深々(しんしん)」は勘弁してもらいたい。

なぜなら深々(しんしん)は心身(しんしん)ともに疲れるからです(笑)

シーン...

このような、3交代にまつわる勤務のあり方についてはいずれ特集しますのでお楽しみにして下さい。

起こりえるのは3交代から2交代が増える逆効果!

ここまで、お伝えしてきた内容は主に3交代勤務のことでした。

したがって、2交代勤務の職場の方は関係ないと思うでしょう。

ところがそうではありません。

16時間夜勤の2交代制という勤務自体がそもそももっとも異常なのです!

ところが、3交代制から2交代制に変更する職場が増えている実態があります!

これを後押ししているのは何か?

それはズバリ、2交代が良いという看護師の方が圧倒的多数で多いから!

いずれまた特集しますが、

私は以前の職場で、
労働組合の委員長をしていたとき、
看護師長をしていたとき、

看護師介護福祉士に対して職員アンケートをしたことがあります。

結果からいうと、9割は2交代が良いという結果が出ました。

理由を聞くと、こんな声がありました。
・夜勤は長いけど次の日に休める
・準夜・深夜は夜の移動があって大変、怖い

また、経営者からしても経費からみて2交代の方が効率的といわれます。
・交通費の支給が安く済む

さらには、勤務間隔を11時間空けるというガイドラインに従おうとすると、
先ほどの日勤深夜もダメとなれば、2交代にしてしまおうという考え。

看護協会の出したガイドラインが裏目に出てしまっている形です。

あまりにも今後、2交代が主流となったら、
いよいよ協会はこの世界でも類をみない、
16時間夜勤というモンスターに規制をかけて来るでしょう。

私は、職場毎に夜勤の業務内容は全く異なるものと思うので、
一概に2交代は悪と決めつけるのはどうかと思います。

また、これからの冬にかけては、
とくに夜間の移動はリスクも大きくなることを考えれば、
2交代を導入する方が身の危険は少ないだろうと思います。

もっとも、身体の健康を第一に考えれば、
やはり16時間夜勤というのはあり得ないとは思います。

難しい問題です、でも大事な問題!

看護師・せかいイチではこうした問題にも立ち向かっていきます。

深夜業(夜勤)回数の規制をして体と心の負担を減らそう!

労働時間等設定改善指針では、
「深夜業は、通常の勤務時間と異なる特別な労働であり、労働者の健康の保持や仕事と生活の調和を図るためには、これを抑制するのが望ましいことから、深夜業の回数を制限することを検討すること」とされ、職場の労使で議論すべきとされた。

これは、残念ながらほとんど進展のないような内容しか書かれていません。

具体的な夜勤回数の上限は示されていない

それぞれの職場でなんとかしてねと、
丸投げされた状態となっています。

夜勤の上限回数を超えることが日常化している職場が実際沢山あることを私は知っています。

私の以前の職場でも、師長も夜勤に入らなければならないことすらありました。

これはもう、国の見解に頼っているのではなく、看護協会にもっと頑張って欲しいとエールを送ります。

努力義務では本当の改革にならない

今回の働き方改革で変わるのは、実際のところは義務化、罰則化されたところだけでしょう。

努力義務というのは、ほとんど効果がないでしょう。

本当の改革を進めるためにはもっと強制力をもつしかないと私は考えます。

その点では、国の政策ばかりに便乗するのではなく、看護協会がもっと積極的に改革を進めて欲しいと願わずにはいられません。

そうでないと、安くはない協会費はなんのために使われているの?

などといった批判は収まらないのではないでしょうか。

私は個人的には協会を応援しています!

だからこそ、少し厳しくなりますが私見を述べさせて頂きました。

医師の働き方改革に便乗して看護師の働き改革を進めよう!

今、医師の働き方改革については様々な取り組みが進んでおり、度々メディアに取り上げらています。

医師の働き方改革にうまく便乗して、看護師の働き方改革を進めることが効率的であると思います。

働き方を見直すことで、誰もがやりがいを感じながら元気で笑顔で働き続けられる環境を作っていく。
これは、医療・看護を未来に繋げるために絶対に必要であると私は考えます。

看護師の働き方改革のまとめ

近いうちに変わるのはちゃんと義務化、罰則が設けられたもの。

すなわち、
・時間外労働(残業)が減る
・年休(有給)5日間の取得ができる

努力義務に過ぎない、
勤務間インターバル規制や、
夜勤回数規制については努力が必要。

看護協会の改革推進力と、
現場の看護師が声を上げ続けること。

また、できることは現場で改革すること。

このサイトの役割は、
看護師の現場の実態を取り上げる、
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あきらめずに発信し続けること、

さまざまな課題があるが全国の皆さまとともに
良い看護現場を作っていきたいので
これからもよろしくお願いします。

最後まで読んで頂きまことにありがとうございました!!(感謝)


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